マルチサイト機能は、マルチサイトライセンスでのみ利用可能なオプションです。
マルチサイトの構成
マルチサイトでは、管理サーバ(管理サイト)とコンテンツ用サーバ群(ターミナルサイト)に分かれます。
管理サイト
管理サイトは、ユーザーやグループ、承認ルートなどマルチサイト全体で一元管理する情報を管理するためのサイトです。
これらの情報は、管理サイトから登録・編集され、ターミナルサイトへ同期されます。
ページの作成・公開は可能ですが、通常は管理用として利用し、公開用サイトは作成しません。
ターミナルサイト
実際にコンテンツの編集を行うためのサイトです。
ターミナルサイトは、WEBサイト単位で構築します。
公開ターミナルサイトを利用しない場合、ターミナルサイトが公開用サーバを兼務します。
ターミナルサーバ
ターミナルサイトを配置するサーバになります。
ターミナルサイトは、ターミナルサーバに複数作成することが可能です。
公開ターミナルサイト
コンテンツ編集サイトとは別にコンテンツを公開するためのサイトになります。
公開ターミナルサイトは、公開専用のサイトとなるため、編集作業は行えません。
公開ターミナルサーバ
公開ターミナルサイトを配置するサーバになります。
ターミナルサイト同様、1つの公開ターミナルサーバに複数作成することが可能です。
ユーザ管理・グループ管理
マルチサイトでは、スタッフユーザー、スタッフグループは管理サイトで一括管理します。
なお、一般ユーザー、一般ユーザーグループは、各ターミナルサイトで管理します。
ユーザー、グループは、所属するターミナルサイトを設定します。この設定に準じて、管理サイトから各ターミナルサイトへユーザー・グループ情報を同期します。
スタッフユーザー、スタッフグループの情報の変更(追加、削除、設定内容・パスワード変更)も、管理サイトで行い、ターミナルサイトへ同期します。
マルチサイト設定フロー
マルチサイトにおけるサイト設定の手順は以下のようになります。
Multi Site サーバ管理
ターミナルサーバの登録、設定を行います。
Multi Site ターミナル管理
ターミナルサイトの登録、設定を行います。
Multi Site 公開ターミナル管理
ターミナルサイトにおける公開サーバの登録設定を行います。
公開ターミナルの設定は、必要に応じて設定します。(編集サーバ=公開サーバの場合は不要です)
Multi Site API 接続許可IP
管理サーバとターミナルサイトまたは、ターミナルサイト同士は、必要に応じて、情報の取得更新のための通信を行います。その通信を相互に許可するサーバのIPを設定します。
基本的にターミナルサーバの追加時に自動的に設定されるため、IPアドレスの変更等が発生したとき以外は、設定する必要はありません。
Multi Site コンテンツ共有設定
各ターミナルサイト間では、ページやスタイル、シェアブロック等のコンテンツデータを共有できます。その共有のための設定を行います。