SITE PUBLIS 4.7.0-000 より、ページに jQuery を自動的に挿入することをやめ、ユーザーが任意で追加できるようにしました。
これにより、最新版の jQuery を使用したり、jQuery の読み込みをやめてページの軽量化したりすることができるようになりました。
4.6.1-000 以前の jQuery の問題点
従来の SITE PUBLIS では、jQuery をページに自動的に挿入することより、jQuery を使用したコンテンツを手軽に作成できるようにしていました。しかしながら、次のような問題も発生していました。
- システムで使用している以外の jQuery ライブラリファイルのバージョンを選択できません
- jQuery を使用しないページであっても、無駄に jQuery ライブラリファイルを読み込みます
変更内容
jQuery の自動的な挿入をやめることの、具体的な変更点を次に示します。
- 公開コンテンツには jQuery は自動的にロードされません
- 編集中のページは、画面制御のため jQuery はロードされますが、公開コンテンツに影響がないように jQuery の衝突回避機能により「__$」(アンダースコア・アンダースコア・ドル)というオブジェクト名に逃がしています
- 従来の自動的に読み込んでいた jQuery は「JQUERY-1.12.4」という名称の<head>要素として追加しています
4.7.0-000 以降の jQuery コンテンツ作成方法について
自動的に jQuery ライブラリを読み込まなくなったため、コンテンツ内で jQuery を使用する場合は、独自にページに挿入する必要があります。
SITE PUBLIS に登録されている「JQUERY-1.12.4」という名称の<head>要素を使用するか、公式ページからライブラリファイルを取得し、<head>設定でページに設定するなど、任意の方法でライブラリ読み込むようにしてください。
4.6.1-000 以前のコンテンツについて
4.6.1-000 以前の SITE PUBLIS で作成したコンテンツを 4.7.0-000 に適用するには以下の方法があります。
- 4.6.1-000 以前の SITE PUBLIS を 4.7.0-000 以降の SITE PUBLIS にバージョンアップ
- 4.6.1-000 以前の SITE PUBLIS で作成したバックアップデータを 4.7.0-000 以降の SITE PUBLIS にリストア
4.6.1-000 以前は、全ページに jQuery が自動的に挿入されているバージョンのため、それを前提としたコンテンツとなっています。
ただ、4.7.0-000 以降では前述の理由から、この「jQuery の自動挿入」が行われません。
そのため、上記方法で 4.7.0-000 以降のバージョンとする場合は、<head>要素「JQUERY-1.12.4」を「サイト初期」ページの<head>設定に継承状態とし、全ページでロードされるように自動的に設定を行います。
jQuery のオブジェクト名について
SITE PUBLIS では編集画面において、画面制御に jQuery を使用しています。
<head>設定で jQuery ライブラリファイルを読み込んだ際に、画面制御用の jQuery と衝突しないように、画面制御を行う jQueryは「__$」というオブジェクト名を使用し、衝突を回避しています。
このため、「__$」というオブジェクト名はコンテンツ内で使用しないよう、ご注意ください。