ページを作成する際、ページアイテムブロックやテンプレート機能などで、予め枠組みが作られているページを「ひな型」とすることで、定型的なページの作成をスムーズに行うことができます。
「ページアイテムブロックの活用」参照
「テンプレートの活用例」参照
「ひな型」を利用する際の「権限」と、「ひな型」から作成されたページの「権限」について以下に説明します。
ページアイテムブロック 機能は SITE PUBLIS 4.6.0-000 以降のパッケージには含まれません。
ひな型ページの利用権限
ひな型からページを作成するには、以下の機能から行います。
- メガメニュー「編集」の「編集>ひな型からページを作成」
「ひな型からページ作成」参照
- ページツリーの「新規作成>ひな型から作成」
「ひな型から作成」参照
※利用する「ひな型」には「表示」権限以上が必要になります。
(「表示」権限のない「ひな型」は、選択リストに表示されません)
1 「ひな型からページを作成」の場合
「ひな型からページを作成」は全ての「スタッフユーザー」が利用することができます。
ただし、「ひな型」を利用して作成するには、ページを作成する「作成位置」のページに「作成」権限以上が必要になります。
左図の場合、「ニュース・新着情報」ページのみ、「作成」権限が設定されています。
この場合は「作成」権限が設定されている「ニュース・新着情報」ページ以外のページは「作成位置」として選択することはできず、灰色で表示されます。
2 「ひな型から作成」の場合
ページツリーの「ひな型から作成」を利用するには、選択したページに対して「作成」権限が必要になります。
「作成」権限
「更新」権限
上記1のメガメニュー「編集」の「編集>ひな型からページを作成」と違い、こちらは「選択したページ」の下層にのみ、ページの追加を行います。
そのため、選択したページに対して「作成」以上の権限がない場合は「新規作成>ひな型から作成」の項目はページツリーには表示されません。
※「作成」以上権限がない場合は、「新規作成」項目そのものが表示されません。
「ひな型」から作成されたページの「権限」
「新規作成>新規ページ」により「新規ページ」を作成した場合は、上位ページの「権限設定」を継承します。
ただ、「ひな型」を利用してページを作成する場合、設定により以下のように「権限設定」内容が分かれます。
1 「環境設定」>「編集」>「ひな型からページを作成する」>「ひな型の権限を使用」
利用する「ひな型」ページ自体の権限を「権限設定」に継承します。
尚、「ひな型」ページに設定された「所属するグループ」の権限が「更新」または「表示」権限の場合は、継承時に以下のように権限が自動的に「作成」権限に昇格します。
※「管理」権限はそのまま継承されます。
「ひな型」ページの権限が「スタッフ全体:表示」の場合
作成されたページの権限設定が「スタッフ全体:作成」となります。
(「スタッフ全体」は全てのスタッフユーザーが所属するグループになります)
「ひな型」ページの権限が「所属グループ:表示」の場合
作成されたページの権限設定が「所属グループ:作成」となります。
「ひな型」ページの権限が「スタッフ全体:表示」と「所属グループ:表示」の場合
作成されたページの権限設定が「スタッフ全体:作成」「所属グループ:作成」となります。
「ひな型」ページの権限が「所属グループ:表示」と「未所属グループ:表示」の場合
作成されたページの権限設定のうち、「所属グループ」は「作成」となりますが、「未所属グループ」の場合は「表示」のままとなります。
権限の自動昇格を制限する
「ひな型」からのページ作成による「所属グループ」の権限の自動昇格を制限するには、
メガメニュー「設定」>「システム」>「制限設定」
上記の「権限昇格制限」を有効にすることで、権限の自動昇格を行わないよう制限することができます。
※制限はサイト全体に適用されます。
2 「環境設定」>「編集」>「ひな型からページを作成する」>「上位ページの権限を使用」
ページを作成する階層の上位ページの権限を「権限設定」に継承します。
上位ページの「権限設定」で「下位のページを作成するときに作成者のグループのみ権限をコピーする」が有効な場合は、ページを作成したユーザーが所属するグループのみが「権限設定」に継承されます。